チンパンジーの喜ぶ顔が見てみたい
@京都市動物園

 10月1日
関西にお住まいのみなさんと「実なる木」をつくって京都市動物園のチンパンジーを喜ばせるイベントをおこないました。事前のレクチャーでチンパンジーのことをお話させていただき、そのあとみんなで野菜や果物を小さく切って枝の先に取り付けました。15本以上の枝が「実なる木」に変身しました。

チンパンジーたちは思い思いに好きなものを選びとって食事を始めました。みなさんのおかげでチンパンジーたちの食事は途中、休息を挟みながら4時間弱続きました。これは飼育下では非常に稀なことです。野生のチンパンジーたちにとって当たり前の日常ですが、飼育下では非常に困難な採食シーンの再現をみなさんで力を合わせることにより達成することができました。

 

参加してくれたみなさん、京都市動物園の職員のみなさん、ありがとうございました!!

参加してくれたみなさんの感想

充実感がありました。自然の状態で果物等の実が付いているのはあたりまえで、なんとも思いませんでしたが、人の手で再現しようとするとこんなに手間がかかるとは思いませんでした。
好きな果物も、一か所で食べ続けずにそれぞれが移動しながら食べていたのと、ダイコンを器用によけて食べていたのが印象的でした。

チンパンジーのご飯を用意するのは楽しかったです。
スライドをみて生態を知ることもできました。
スズミ・コイコ・ジェームス・タカシのなまえもおぼえたので、こんど動物園に来たら
「うちの子」と思って、あいさつしたいとおもいました。
用意して飾りつけもしました。果物を食べてもらうのは なかなかうれしく、良い催しだと思うので、もっと広く周知して、お子さんのいる家族で参加すれば たのしい休日のイベントとしてもらえるのではないでしょうか。

チンパンジーのこと、改めて考えたことなかったけれど、今回でがぜん興味を持ちました。
スライドショーでは、人間として ごめんなさい と思いました。
そして楽しい企画でした。
私たちも楽しくて、チンパンジーも喜んでくれて、それを見た私たちはもっと喜んで・・・。
ありがとうございました。

実際にチンパンジーのグラウンドへはいって、木の枝に野菜や果物をさして設置するのは初めてで、非常に楽しかったです。
チンパンジーをもっとちゃんと学べて、楽しむことができ、とても充実した一日になりました。
この企画を考えてくださった飼育係員を含めて、サンクチュアリ・プロジェクトさんに感謝したいです。
本当にありがとうございました。

久しぶりに参加しました!
枝に果物を差して実のなる木にするっていうのを初めてやりました。
もっと枝をボキボキ折ってあとかたなくなっちゃうのかなと思ってましたが、1コ1コ選んで枝から取って食べてる姿を見て、野生で実を選んで食べる姿もこんな感じなのかな、と思いました。
たべものがたくさんあったからか、1度口にしてポロっと落としたり、皮は食べずに出したり、ぜいたく食いだなあと思いました。
できたら、チンパンジーの声も聞きたかったです。
じっくりチンパンジーが見れて楽しかったです!

前日に突然誘われ、ややとまどいながらの参加でしたが、とても楽しみながら作業させてもらいました。
やはり、自分が飾りつけた枝から果物を取って食べた瞬間が一番うれしかったです。
大根を食べないのは予想できていましたが、グレープフルーツを嫌々(?)食べたのにはとてもおどろきました。
参加するかどうか迷いましたが、参加してよかったです。ありがとうございました。

自分達が枝につけた果物や野菜をチンパンジーが食べる様子を観察することはとても興味深くて、楽しかったです。
こちらも考えて果物の上に大根やPマンなどつけて食べにくいようにしたり、見えにくい所にかくすようにしたが上手に手でつまんで抜き取り、大根は下へ落としてまったり、植木をかきわけて果物をさがして食べる様子は人間さながらでした。
ただ環境を整えるということですが、時間をかけてエサをさがせるように準備することはとても大変だと思いました。
チンパンジーを喜ばそうというテーマでしたが、自分達のつけたエサを食べるのを見ている自分達の方が喜んでいました。ありがとうございました。

始めにチンパンジーについての解説を写真付きでしてもらえて、少し知識を入れてから、体験することができてよかったです。私は週一回、2・3時間のペースでここのチンパンジーを春から観察してきましたが、チンパンジーが運動場で今日ほど長時間活動的にしているのを初めてみました。特に、私が観察している午後からの時間は、ほとんどずっと何もすることがなく、特にコイコは数時間ずっと同じ所にいます。そのじっとしている時間を今日は減らせることができて、チンパンジーにとっても楽しい日になっていればいいなと思います。理想としては、何日このような食事に時間をかけるための作業ができればよいと思いますが、実際には難しいことが多いので、このようなイベントを通して、その機会がたくさん作れれば、チンパンジーにとって良いかもしれないなと思いました。
今は見ている限り、みんな同じ動きをしていることが多いですが、チンパンジーにも個性があるはずなので、もっと個性的な動きができる飼育環境が作れれば良いと思います。


今回、チンパンジーのエンリッチメントイベントに参加して思ったことは、なかなか難しいということだ。野生のチンプを見て「採食」というのがいかに彼らの生活に重要で、大半の時間をそれに費やしているかということを知ったが、それを飼育下で再現するのはものすごい労力が必要なことだと感じた。野菜を切って、枝に刺して、タワーに結びつけ・・・とても大変なことだと思う。しかし実際に運動場に設置してチンパンジーがそれを美味しそうに食べる姿を見ると、ついこちらも顔がほころんでしまう。そんな魅力を感じられる素敵なイベントだったと感じた。
チンパンジーにとっての幸せとは何なのか・・・それを考えながら、今後もチンパンジーを見つめていきたい。

野菜や果物を小さく切るのと木に上手くさすのが難しかったです。
観察すると、大根やピーマンなどを残して、おいもやリンゴなどを先に食べていることが分かりました。人がきらいなものは、チンパンジーもきらいなのかなあと思いました。
今回は中学生以上が対象だったけど、小学生で参加させてくださってありがとうございました。すごくおもしろかったです。


とても楽しく参加できました。枝についている食べ物をとっている姿が新鮮で、アフリカでの姿に思いをめぐらせることができました。
事前のお勉強で野生での姿が見られて良かったです。よろこんでくれていたな!と思いました。観察中にもチンパンジーたちの性格や行動の解説があったら、なお良かったと思います。又、このようなイベントがあったら参加してみたいです。ありがとうございました。

初めてチンパンジーをまじまじと見て、意外な一面を色々見ることができました。器用でびっくり。トマト好きでびっくり。
勉強会でもチンパンジーの苦しい生活が知れておどろいた。楽しく生活できるチンパンジーが増えるようがんばってください。今日はチンパンジーがいつもよりかわいく見えました。

今日はありがとうございました。正直、ゴリラやチンパンジーは少し苦手で、前を避けて通っているのですが、改めて見ると少し可愛さが分かった気がします。
餌をつけるときは、隠してみたり野菜で挟んでみたり、工夫をしたつもりだったのですが、思いのほかよく見て好きなものだけ選っていたことに驚きました。また、最初の説明も勉強になりました。これからは前も通ってよく観察したいと思います。ありがとうございました。

たいへん楽しく参加させていただきました。ごたぶんにもれず、チンパンジーはサルだと思っていましたが、今回のことでチンパンジーのことがよくわかりました。
また、枝からエサを選びながら取る様子が興味深く、ずっと見ててもあきないくらいでした。一気にチンパンジーファンになりました。またこの様な機会があれば、ぜひ参加したいです。

今回この「Sanctuary Project」に参加して、ぼくは以前よりも もっとチンパンジーの事が好きになりました。人間に興味を示して近寄って来たり、歯をニッと見せる仕ぐさがとてもかわいかったからです。
それに少しだけチンパンジーについて詳しくなれたような気がします。
 *人間のようにそれぞれ好き嫌いな食べ物があること
 *トマトを口に入れた後、皮だけをだすこと  など・・・
たくさんの事が知れました。
これからも、動物達が喜んでくれるイベントに僕は参加していきたいと思います。

チンパンジーへの餌やりでチンパンジーが人間に近い生き物だという事をより一層実感した。ピーマンの中にキウイを入れた所、キウイだけ食べられ、大根でブドウを挟んでみたりしたが、やはりブドウだけ食べられた。人間と同じ様に嫌いな物は食べたくないし、好きなものは少々面倒くさくても食べるというのが確認できた。今回の企画でチンパンジーに対して更に愛着がもてたかなあと思います。

 

 

 

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