第11回チンパンジーの喜ぶ顔が見てみたい
@福岡市動物園

 4月15日

今回も、「実のなる木」を実施しました。みなさん、和気あいあいと談笑しながら、楽しく作業を進めてくれました。

昨年パンヤが亡くなり、サクラ、パンジー、コナツの3にんになってしまいました。例年パンヤが派手にディスプレイし、賑やかなイベントの始まりが恒例でしたが、女性陣のみになったせいか、3にんとも慎重に出てきて、静かに食べはじめました。途中、コナツとパンジーがもめる様子も見られましたが、その後は平穏に3時間後まで採食する様子が観察できました。食べ終わると、今年も枝でベッドを作って休む様子も見られました。

 

参加してくれた皆さん、福岡市動物園のスタッフのみなさんありがとうございました。

参加してくれたみなさんの感想 

2回目なのでイベントの流れがわかって活動しやすかった。園の方にもいったのですが、一般の入園者の方にも特別ガイドなどで活動の様子をお知らせするのもよいと思います。みなさん興味深そうにチンパンジーの動きを見られていたので少しもったいないかもしれません。動物園の教育的意義やほかの団体との協働協力の現場としてとらえられるとうれしく思います。

現地に行きたくなりました。このあいだ女優さんがチンパンジーと同じ行動(木の上でベッドを作って寝る)をとってたテレビを観ました。

今回で2回目の参加でした。チンパンジーの反応が前回と異なり新鮮でした。動物園で暮らすすべての動物たちが少しでも幸せになりますように・・・環境エンリッチメントの活動がんばってください。

放飼場に勢いよく出てきてすごい興奮して楽しそうだったけど、なかなか食べ物に手を出さないのが、見ているほうとしてはじれったい思いがしました。その後好きなものを選びながら(いつもは欲張っていっぺんにたくさんつかんでいるのに)1つずつゆっくり採取している姿が見れたのが私の収穫です。

なんとなく最低限の知識しかありませんでしたが今回のプロジェクトで行動や生態を学ぶことができました。疑問などもたくさん出てきたので調べたりほかの園館と比べたりしてみてもっと深めていきたいです。現在学校にボリビアリスザルがおり、環境エンリッチメントの参考にもなりました。動物園動物たちは好きで飼育されているわけではないことがわかり限られた場所の中でどのようにすれば幸せかを考えることは私たちの義務だと思いました。これから先私が飼育する立場で社会に出た際は、しっかりその動物について勉強し真剣に向き合っていきます。今回は貴重な時間をありがとうございました。またよろしくお願いします。

サルにはあまり興味がなく、知識もありませんでしたが、今回のプロジェクトでサルの特徴、どんな行動をするのかどんな取り組みをされてるのかもわかりました。動物が幸せに暮らせるような環境づくりを学校や就職をした後考えられる人になります。サルだけじゃなくてほかの動物でも今回のような環境エンリッチメントができるよう日頃から観察し行動できるようにします。今回のプロジェクトをきっかけに動物園の動物だけでなく、野生の動物にも目を向けてこれからたくさん勉強していきます。短い時間でしたがたくさんのことを学ばせていただきました。今回学んだことは友達や後輩に教えていきます。またこのようなプロジェクトがあるときに参加したいです。

最初の説明でチンパンジーのことを少しは知ることができました。これをきっかけにもっとチンパンジーについて詳しくなりたいと思いました。チンパンジーのエンリッチメントに参加させていただき、エンリッチメントをするには時間がかかり毎日おこなうのは大変だと思いました。餌をすぐに食べると思ったけどすぐには食べずまずは周りの環境を確認してから餌を食べに行っていました。果物を最初に食べていて野菜はあまり食べていなかった。学校でも今日学んだことを生かしてエンリッチメントをおこなっていきたいです。

本日サンクチュアリ・プロジェクトに参加させていただき、野生でのチンパンジーの現状、飼育下ではどのようなことを行わなければならないのかなど、詳しく教えていただきました。飼育下では本来のチンパンジーの習性を引き出すためのエンリッチメントを行わせていいただき、何から食べるのか、どのような方法で餌を取るのか観察することができました。私たちがこれからチンパンジーのためにできることは何なのか、チンパンジーだけでなく、ほかの動物のためにできることは何なのか深く考えることができました。わたしは動物飼育員をめざす者として動物のためにできることを深く考え実行できる飼育員を目指します。また、目指している動物園にもチンパンジーがいます。今回学ばせていただいたことを生かすとともに今回以上にチンパンジーについて学び、多くの方々にチンパンジーの現状を伝えていきます。

私は霊長類が好きです。霊長類の行動を見るのが好きで、今回気に果物や野菜をつけてその後の観察をしたらすぐに果物などに行くのではなく、まずはその周りを動きながら観察している姿に驚きました。学校で飼育しているリスザルは餌を出すと周りを気にせずに餌にすぐに行くのでそこでサルの種類で違うということや広さの問題もあるのかと思いました。また今回で一番印象に残ったのは動物園動物がどうしてここにいるかを知ったことです。私は野生の動物を確保して動物園で飼育、研究されているのだと思いました。しかし実際は食用目的などで群れを壊されそこにいた子供を捕まえており、何らかの傷やけがをしている子がほとんどと知りました。人間の勝手で森が壊されチンパンジーの住むところがなくなり、とても悲しい気持ちになりました。チンパンジーだけでなく、この機会に別の動物もしっかり考え少しでも助けることのできる人間になります。

今回参加してみて初めて実際に動物園でエンリッチメントをさせていただいて動物の普段見れない行動を見ることができました。僕はチンパンジーが好きなのですが、どこの動物園に行ってもエンリッチメントをしているところを見たことがなかったのでとても良い経験をすることができました。ですが、動物園はあくまでも人のためであって動物にとってはそこが一番ではないことも改めて実感しました。その中で僕たち飼育員が動物のためにできることを日々考え実行し将来動物がいやすい動物園を作っていきたいです。今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

今回参加してみてエンリッチメントのこととチンパンジーのこと両方を知ることができました。エンリッチメントではどんな木を切ったらよいのか、葉の選びかた、どうやったら楽しみながら餌を取れるかを考えながら餌をつけることができました。チンパンジーについてはほとんど知っていることが少なく、すべてが楽しく学ぶことができました。現在の野生環境についてや動物園の動物の見方についても新しい考えが生まれとても良い経験になり、今後勉強していくうえで今まで学んできたことを生かせるようにしていきたいです。今学校でたくさんの種類の動物を飼育しているので今回学んだことを考えながらその動物種や個体に会ったエンリッチメントを考えていきます。本日はこのようなイベントに参加させてもらいありがとうございました。

 

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