グリーンカーテンづくりとベッドづくりの環境を整える
@CSU

 4月24日・25日
 今回は、ゴーヤの苗を植え、チンパンジーの運動場にグリーンカーテンとして日陰になるように準備をしました。
 
花壇づくりから始まり、土を運んで、肥料と混ぜ、ネットを張るためのポールを立てたりネットを張ったりしたあと、ゴーヤの苗を植えました。
 今はまだ小さな苗ですが、大きくなってカーテンのように日陰を作ってくれるのが楽しみです。  

 また、CSUではチンパンジーが野生のように樹上でベッドを作る環境を再現できるように、枝を設置してベッドづくりの環境を整えています。
 直径3cm程度のスダジイの枝を山から切ってきて、これを数本天井に近いところに設置しました。今回はこの設置作業をみんなでおこない、翌日チンパンジーたちがベッドを作るかどうか観察しました。
 みんなが見守る中、ノゾミが密集した枝の真ん中に入り込み、枝をお尻の下に敷きこみ始めました。パキパキ、ガサガサ音をさせながら枝を引き寄せることしばし・・・するとベッドが完成したようです。ゆっくりその上に横になりました。そのまま枝のベッドに横になりながら葉を食べていました。
 このように枝を使った「樹上のベッド」をすべてのチンパンジーが作れるわけではありません。ほとんどのチンパンジーは麻袋ではベッドを作りますが、枝ではベッドを作ろうとしません。また、人に育てられたチンパンジーでは麻袋でもベッドを作ることができません。このように、野生では当たり前の行動が飼育下では見られなくなり始めています。飼育チンパンジーの行動の一部は野生本来のものとかけ離れはじめていることを感じます。

   
 
 さらに、5月におこなう福岡市動物園でのイベントで設置するためのロープネットをみんなで作りました。CSUスタッフUさん指導のもと、みんなで幅1m長さ5mのネットを編みました。特に難しかったのはロープの端の始末。何度も何度もUさんに教えてもらいながらみんな四苦八苦しながらの作業でした。それでも2日間かけてなんとか完成。
 5月23日に福岡市動物園に設置する予定です。福岡のチンパンジーたちが喜んでくれるといいですね。

  
 

 

 

  
参加してくれたみなさんありがとうございました。

 

 

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