
第3回エンリッチメント研究会
@熊本市動植物園

2009年9月2、3日の二日間、第3回のエンリッチメント研究会をおこないました。
熊本市動植物園のマンドリル、トラ、ライオン、ユキヒョウ、シシオザルを対象にエンリッチメントを実施し、その効果を観察しました。九州各地の動物園に勤務されている飼育員の皆さんが集まり、意見交換したりエンリッチメントの効果を話し合ったりしました。
マンドリルの放飼場を耕し、藁や落ち葉を混ぜ込み、敷きつめました。またフィーダーを取り付けたりかじったり操作できるような枝を設置しました。
マンドリルの小太郎は探索をはじめ、藁をかじったり竹のフィーダーからピーナッツなどを取り出して食べていました。

トラ、ライオン、ユキヒョウには爪とぎ用の丸太を取り付け、蔓でボールを作りました。蔓ボールには中にまたたびをしこんだ効果か、ライオンのリッキー(メス)はこれをとても気に入り、大事そうに持ち運んでいました。ユキヒョウのスピカは、上からぶら下げた蔓ボールに飛びついて遊びました。

シシオザルにはフィーダーと消防ホース、ブランコ、丸太などを設置しました。こどもやわかものが多いので、非常に活発で、ブランコに乗ったり丸太の皮をはがして遊んだり、フィーダーに夢中になったりと、さまざまな行動を観察することができました。
第3回エンリッチメント研究会 報告書(pdf)
この企画を快く引き受けてくださった熊本市動植物園のみなさんに心より感謝申し上げます。
また、お忙しい中参加してくれたみなさんありがとうございました!!!
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