第10回チンパンジーの喜ぶ顔が見てみたい
@福岡市動物園

 4月16日
昨年はイベント予定日直前の熊本地震で、やむを得ず中止となりましたが、今年は2年ぶりに無事に開催することができました。しかも、文句なしの晴天。

今回も、「実のなる木」を実施しました。みなさん、和気あいあいと談笑しながら、楽しく作業を進めてくれました。

パンヤ、サクラ、パンジー、コナツの4にんのチンパンジーたちが興奮気味に出てきました。パンヤが派手にディスプレイし、パンジーとコナツがパンヤに猛抗議。その後パンヤは女性陣の顔色をうかがいながら、女性陣を避けるようにして静かに食べていました。4時間後まで採食する様子が観察できました。食べ終わると、女性陣は枝でベッドを作って休む様子も見られました。

 

参加してくれた皆さん、福岡市動物園のスタッフのみなさんありがとうございました。

参加してくれたみなさんの感想 

とても勉強になりました。環境エンリッチメントを自分たちでおこない、それを食べてもらうというのは初めてだったため、とても感動しました。自分は今日のチンパンジーのように動物園内でも生き生きと生活できる動物がもっと増えるようにこれからもいろいろな動物の環境エンリッチメント等を学んでいきたいなぁと思いました。

動物園の教育的機能が発揮されている良いイベントだったと思います。園内に広報されているとほかの入場者へのアピールにもなると思います。私たちの活動にも大いに参考になりました。今後ともよろしくお願いします。

チンパンジーを含め、絶滅危惧種の動物保護、繁殖は自然を保護すると同じ、もしくはそれ以上に大切にしないといけない事なのか、考えさせられました。

昨年は地震で中止になり今年は念願かなって参加できました。天候も恵まれとっても楽しく参加できました。チンパンジーの喜ぶ顔を想像しながらの作業でした。興奮気味に出てきたチンパンジーは真っ先にわたしたちが作った木に行き食べてくれました。特にバナナ、パパイヤ、イチゴは人気のようで大根はポイと捨てていました。甘い果物が好みのようです。勢いよく食べたというよりもゆっくり遊びながら食べており、時折チンパンジー同士で遊びながら食べているという感じでした。本当に喜んだ顔が見れた気がしました。ありがとうございました。

チンパンジーについて全然知らなくて、お話を聞いてとても勉強になりました。また私が目指す動物園も動物たちがどういう風にして動物園に連れてこられたのか、経緯やチンパンジーに迫る人間の行動による危機を改めて考えることができました。その事実を知ったうえで動物園の動物たちに何ができるのか、今回「チンパンジーの喜ぶ顔が見てみたい」に参加させていただいてその一つである環境エンリッチメントの「実がなる木」を作るのを体験でき、出てきたときのチンパンジーの行動のひとつひとつが私にはとても面白くてよかったです。また、野生動物の保護にも興味がわきました。チンパンジーだけでなく、様々な動物の保護、環境エンリッチメントのイベントにこれからも参加させていただきたいと思います。学校にいる動物たちにも何かできないか考えてみようと思いました。ありがとうございました。

短い時間でしたがチンパンジーのことについて知ることができよい体験ができました。動物園にいるチンパンジー(野生から来た子)に散弾銃の破片が入ったままの子がいると聞き、ショックを受けました。何も知らずかわいいねーと動物園にきていましたがこれを機会にもう少し深く知ってみようと思いました。フルーツの木を作ってみんなが出てきて喜んでくれたのでよかったです。なぜ密猟があるのでしょうか。ゴリラやチンパンジーといまだに動物たちが犠牲になっているのが何でなのかいまいちわからないです。

自分たちのせいによってアフリカのチンパンジーの住処がなくなり絶滅の危険があることが分かり、自分になにかできることがあればしようと思った。今日はとても貴重な体験をさせてもらいありがとうございました。

まずこのイベントに参加してイベントの企画方法の組み方を学びました。「知る」プロジェクターを使い生息地から生活環境などを知りました。そして高い大きな木というところまで説明されていてそこまで見ないとエンリッチメントにはつながらないってことを考えさせられました。そしてチンパンジーは樹上で毎晩枝を折ってベッドを作ることに驚きました。「する」木の枝に果物や野菜などをさしてどんな行動をしてくれるのか楽しみでした。「見る」獣舎から出てから喜ぶ顔が見れてうれしかったです。環境エンリッチメントについて深く考えていきます。本日はありがとうございました。

とても楽しい活動です。チンパンジーさんらが作品にかじりついて食べる姿が天然のままと感じられて苦労が報われました。またエンリッチメントの作業に参加したいと思います。ありがとうございます。

動物園好きで夫と毎週2回以上来ています。チンパンジーの生態を写真で見て集団としての生き方や特にサルの仲間を狩りして食べるのがびっくりしました。今回初めての参加でしたがサンクチュアリの活動について知ることができまた、別の機会にでも応援することができたらいいなと思いました。動物園の動物たちのために何かできたらいいなと思っています。

動物園にきたチンパンジーたちの背景に驚きました。また子どものころの学習の大切さも初めて知りました。レクチャーは勉強になりました。餌の準備、獣舎での準備楽しかったです。日ごろのコナツ、パンジー、サクラ、パンヤと違った一面が見れて貴重な体験できました。毎日あんな笑顔が見れるようになればいいな…-

想像を超えた喜び方に驚きました。下に落ちているほうが簡単に食べられるのにわざわざ枝から取るのも予想外でした。動物園で普通に飼育されている状態では知らないこと、想像もつかないことがほかにもたくさんあるんだろうなと思いました。こんなイベントがもっと増えてほしいです。または小規模でもボランティアさんなどでこんな企画がちょこちょこあるとよいですね。

動物の専門学校に通っていますがチンパンジーについて知らないことだらけでした。ベッドを作る、学びの限界年齢がある、群れの構成、肉食など驚く生態が多くあり、今回参加してよかったなと思ったと同時に、もっともっと勉強しなきゃと思いました。レアメタルや木材のために多くのチンパンジーの森が破壊されている現実を知れたことも自分の知識にもなりましたし、ほかの人に伝えれば森が減っていくことにすこしは歯止めがかかるかなと思いました。エンリッチメントの体験はとにかく楽しかったです。動物本来の行動をしてもらい、生活が充実するようにと考えて行動に移すことがこんなにも楽しいとは思いませんでした。楽しい体験、時間をありがとうございました。

私はあまりチンパンジーについて詳しくは知らなかったのですが、レクチャーで、コミュニケーションの取り方やどんな生活をしているのかを教えてもらい、私が知らなかったことをまた新しく知ることができました。人間がサルに与えてしまう被害を知り、もう少し野生動物のことを人間がわかってあげることが必要だと感じました。今回、木を切ってきて、果物を枝に刺し、チンパンジーの生態に近づけるようなちょっとしたエンリッチメントですが、このようなエンリッチメントもあるということもわかりました。環境エンリッチメントのことを考える難しさ、動物を正しく理解することが必要だと知ることができました。チンパンジーを出したときにチンパンジーが喜んでいたのでよかったと思いました。今回は参加させていただきありがとうございました。とても勉強になりました。

始めのレクチャーから最後までとても優しく和気あいあいと進んで想像していたのと違い安心しました。フルーツや野菜を切って枝に刺す工夫として穴をあけたり、枝に刺す時も少し折ってからなど、すごくわかりやすかったです。枝に刺す種類によってしやすい、しにくいもあり、今日一日すごく良い経験をさせていただきました。これから先今日の経験を活かし、チンパンジーや別の動物に対してもこのようなことができたらなと思います。また機会があれば参加したいです。ありがとうございました。

今回初めてイベントに参加させていただいて、実際にチンパンジーたちのために枝を切って果物を切って、普段は入れないチンパンジーの展示場に足を運んで僕たちの手で枝の先に果物をさして設置しました。動物園では床に落ちている餌を食べるシーンは見るのですが、エンリッチメントを利用した食べるシーンは見ることが少なかったので見ることができてよかったです。色々な果物を食べる子や同じものしか食べない子もいたり、人間と似ているんだなと見ていて面白かったです。食べる行動も個体ごとに違って、うれしいときの声も聴けて楽しかったし、勉強になりました。今回このようなイベントに参加させていただき本当にありがとうございました。ぜひ機会があれば参加させていただきます。

環境エンリッチメントをこれまで動物にしてあげることができていなかったので貴重な経験をすることができました。チンパンジーが出てきたときから興奮していて、チンパンジー同士の挨拶も見ることができました。個体ごとに好きな食べ物が違って、個体によっても食べ方なども違っていて面白かったです。動物の喜ぶ顔を見ることがもっと多くなるように、いろいろなことをしてあげられるような飼育員になりたいと思いました。今回のイベントに参加することができて勉強することができました。

今回のイベントでチンパンジーや世界の取り組みを学ぶことができました。チンパンジーの現状や現在までの経緯、チンパンジーのことを理解することで僕たちにできることを考え、実践していきことが求められていると感じました。日本だけでなく、世界でも取り組まれているプロジェクトで今回はチンパンジーのことでしたがこのイベントを機にもう一度これからの姿勢や考え方を再確認し動物業界で僕ができることを実践していこう!と強く思いました。人が考え実践したことでも動物にとっては逆に悪い環境になってしまうことがあるので事前の準備も徹底し僕自身も少しずつこのようなイベントに参加させていただき自分ができることを実践していきます。今回学んだことを学校の仲間に伝え専門学校としても様々な活動にチャレンジしていきます。今回は参加させていただきありがとうございました。

 

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