第2回 エンリッチメント研究会 2008年9月3日、4日に熊本市動植物園で第2回エンリッチメント研究会をおこないました。参加者は動物園関係者のみなさん34名。昨年の第1回研究会では屋内で講演と話し合いをおこないましいたが、今回は実際にエンリッチメントを実施しその効果を評価しました。 対象動物はチンパンジー、クマ、シシオザル、コンゴウインコです。エンリッチメント実施前に行動観察をおこない、その後エンリッチメントを実施しました。宅急便を詰めたり、丸太フィーダーを作ったり、緑の枝を切り出したり・・・さすが参加者のみなさんは、日ごろ現場で働いている「飼育員」だけあって手際よく作業を進めることができました。 動物たちは運動場に新しいものが置いてあることに驚いていましたが、すぐに探索を始め採食する子がいる一方で、新奇物が怖くてまったく近寄れない子などなどその反応は様々でした。 エンリッチメント実施後も行動観察をおこない、前後でどのように行動が変わったか、そしてどのようなエンリッチメントが効果的だったかなどディスカッションしました。 報告書はこちら→第2回エンリッチメント研究会報告書(pdf) この企画をこころよく受け入れてくださった熊本市動植物園に心より御礼申し上げます。 参加してくれたみなさんありがとうございました!!!
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