私たちの活動の目的  ひとりぼっちのチンパンジーたち
私たちのめざすサンクチュアリ

 

わたしたちがめざすこと

すべてのチンパンジーが幸せに暮らせること

■ 国内に暮らす、すべてのチンパンジーたちが幸せに暮らせること
 
■ 絶滅が危惧されている野生チンパンジーの保護

 

わたしたちの活動

ひとりぼっちのチンパンジーのためのサンクチュアリをつくる 
 日本には52施設に340個体(2008.12現在)のチンパンジーがいます。
 日本のチンパンジーの繁殖の問題、群れに入れない余剰個体の問題を解決する方法のひとつとして、「チンパンジーサンクチュアリ」について考えています。
 
ひとりぼっちで暮らしているチンパンジーのためのサンクチュアリをつくり、運営していくことを目指しています。チンパンジーたちが仲間と過ごし、遊んだり、ケンカしたり、勇気をもらったり、なぐさめてもらったりできるような社会環境を整えます。
 また、採食や休息、一日の行動パターンにかかわる環境エンリッチメントに力を入れ、チンパンジーたちがいきいきとした生活を送ることができるような環境を整えます。
 

チンパンジーへの正しい理解を広める
 チンパンジーは複雑な社会で生活します。チンパンジーとはどういう生き物なのか、チンパンジーどうしのコミュニケーションを観察することによってチンパンジーに対する正しい理解と本来の姿を広く伝えていきたいと考えています。また、国内に暮らす私たちに身近なチンパンジーを通じて、野生チンパンジーへの保護につなげます。

 サンクチュアリとは動物の保護収容施設のことで、動物の福祉に重点をおき、動物たちの生涯を保障した施設のことです。展示や繁殖よりもそれぞれの動物の生活を豊かにすることを最優先に考えた施設のことです。

 

団体設立の経緯

 わたしたちは、ミッキーというチンパンジーと深くかかわったことから、日本でのチンパンジーのサンクチュアリについて考えるようになりました。
 本来、チンパンジーはわたしたちと同じように家族をはじめとする多くの仲間と複雑な社会生活を営みます。しかし、飼育下で野生のように多くの仲間と暮らしているチンパンジーはほとんどいません。高い知能だけでなく、わたしたちと同じような感情があるチンパンジーの生活環境を改善する必要があることを知りました。この問題は動物園や研究施設だけでなく、市民運動として発展させなければ解決が困難です。2004年にNPOとして、サンクチュアリの必要性を広め、実現させるために活動を始めました。

すべてのチンパンジーが幸せに暮らせることを願って活動をおこなっています。

チンパンジーたちが抱えているさまざまな問題についてはこちらをご覧ください。

 

現在の活動


自然環境の保全と動物福祉に関する普及・啓発事業 
会報発行 年4回
海外、国内飼育下のチンパンジー、および野生チンパンジーの現状についての情報発信

エンリッチメント研究会(動物園関係者対象)開催(2007〜)
飼育動物に最適な環境エンリッチメントを考え、意見交換・技術交換をおこなっている。 
 

絵本製作(2010〜)
チンパンジーの社会性とサンクチュアリの必要性を伝えるための絵本製作


人と飼育動物の生活向上に関する事業
環境エンリッチメント実施を通じた教育プログラム(一般) (2007〜)
動物園や研究施設で飼育環境がよりよくなるような環境エンリッチメントの実施おこなう。
動物を観察し行動を正しく理解する力を身につけ、飼育下の環境と野生の現状を考える。

CSU支援(2007〜)
物資支援の窓口、ボランティアによるエンリッチメント実施


サンクチュアリ施設の設立事業
広報活動
ブース出展、ウェブサイト更新(2004〜)、facebook開設(2010〜)

寄付金集め

 

←これまでの活動についてはこちらをご覧ください。

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